指導主事【9】不安な来週火曜③

05 指導主事




「業務が終わるまで帰れない」
それぐらい追い詰められている状況。

3ヶ月を過ぎて、2つの業務のうち、1つ目もできていない。
そして、期限まで、残り半月もない。

来週の火曜日。
私の予想。

「帰れない」

リーダーと私は、意見を言うことはできる。
しかし、それをもとに直すのは第2の使徒。

これまでも、リーダーに頼っている部分が大きい。

1つ目は、現在70点あたりか。
40点程度から、30点は上がった。

それはリーダーの力。

私は別の業務でチーム会議を欠席したことがあった。
その次の会議で、第2の使徒が提案した。

提案を見て、すぐに私は言った。
「いいですね」

そう。明らかに、よくなっていた。
ところが、である。

「〇〇さん(リーダー)に手伝ってもらいました」

第2の使徒は笑っていた。
私の笑顔で返した。

心の底では•••

「喜んでいては、ダメだろう」

結局、リーダーの助けで、70点まで上がった。
しかし、その後は、やはり迷走。

ある時、使徒がつぶやいた。

「どうしたらいいのか、分からない」

これは、SOSだ。
だが、やはり、本人がやり遂げるしかない。

リーダーや私が意見を言う。
その時の回答も、ずれている。

本人は、意見に対して、回答しているつもりだが
内容は「言い訳」である。

使徒本人も、空気を読んだか
「わかりました。直します」
と言い、直し始める。

そして、5分もしないうちに、直したものを見せてくる。

「そんな、簡単に直ることじゃないだろう」

そう私は思いながら、修正案をみる。

「継ぎはぎ」
「迷走」

リーダーは、初めの頃、アドバイスをしていた。
アドバイス、というか、具体的にこう直しなさい、と。

使徒は言う。
「なるほど」
言われたまま、直す。

しかし、それをしていたら、端から端まで、リーダーが考えることになる。
そんなことは、していられない。

「後は、自分で考えてください」
リーダーの言葉。これは、当然である。

そして、本人が考えてきたものが提案させる。

リーダーが直したところまでは良いが、その後が•••

「残念」

火曜日は、どうなるのか。 ④へ続く


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