9月。
まだ暑さの残る日々。
しかし夏の暑さを感じないほど、苦境に陥っていた。
チームA、D、Eは苦しんでいた。
ビッグプロジェクトの大きな業務の1つは、9月末が期限となっている。
そのために、9月の始めには起案して、その後、修正して、9月中の完成を目指す。
3チームは苦しんでいた。
我がDチーム。
今年度復帰した人の業務が滞っている。
年度初めはよいスタートを切っていた。
ところが、わからないものだ。
時間が経つにつれて、業務が滞り出した。
なかなかうまく仕上がらないからである。
こだわりも強く、うまく手直しができない。
そして、この人の業務を、残りの2人が手伝わざるを得ない状況になった。
残りの2人とはいうものも、結局は私が考えることとなる。
そうこうしているうちに、この人がトラブルに見舞われた。
ビッグプロジェクトの業務にあたれない日が続く。
手伝うどころか、残りの2人がやるしかない状況となった。
チームA。
前回、成果物ゼロの人は、今年度も成果物ゼロ。
他の2人の分は進んでいるが、この人の分が進まない。
というか、何一つ終わっていない。
しかし、チームの他のメンバーは手伝う様子がない。
期限が気にならないのか。
全体の責任者として、少しばかり心配になってきた。
そして、チームE。
危機的な状況。
リーダーはチームを引っ張るどころか自分の業務もかなり遅れている。
新人2人も、この業務があっているとは思えないタイプである。
メンバーが全員、業務が滞っている。
9月の状況。
トップを走るチームC。
新人はストレスを抱えながらも、チームとしては順調だ。
期限に間に合うことはもちろん、さらにクオリティーを上ていく構えだ。
次はチームB。
チームCにトップを奪われたが、例年通り、期限には確実に間に合う。
そして、3番手は…我がチームD。
この9月は過酷になりそうだ。
なんとか期限内には完成させたい。
4番手はチームA。
成果物ゼロの人の分をどうするのか。
その人だけではあるが、全く見通しが持てないぐらい迷走する成果物ゼロの人。
そして最下位のチームE。
1人はなんとか目処が立っているが、残りの2人は厳しい。
できない人にはできない業務。
今年度も痛感する。
だが、時間は待ってくれない。
残りは1ヶ月もない。
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