期限が迫る中、チームEは連日、会議に提案してきた。
「期限内に業務を終えるために頑張ってくれている」
そう思った。å
連日、チーム会議をしている。
そして、連日の提案。
だがしかし・・・
「提案の質が上がってこない」
正直なところ、チームEのメンバー3人の力量の問題ではある。
「無理だ」
「人には限界がある」
「能力の差は、存在する」
全体責任者である私は、そう思った。
だから、少しでも力になれれば・・・
「提案する前に見せてください」
「手伝える作業があれば、手伝いますよ」
提案する前のものを見せてもらった。
「改善できていない」
手伝える作業を手伝った。
「あとは自分たちでします」
自分たちでできないから、手伝っているのに・・・。
ここで大きな問題が発生。
提案を繰り返しても、改善できないチームE。
何度提案しても、改善されていない。
会議の時間が長くなる。
指摘に対して、明確に答えられないチームE。
指摘したことを理解できていないチームE。
理解できていても、改善できないチームE。
期限が迫る。
いよいよチームEも焦りだした。
指摘に対して、真摯に受け止めない態度。
その態度に、苛立ちをあらわにする他のチーム。
期限が迫る。
そして・・・上から指令が下った。
「期限が来たら、完成してなくても、提出するように」
結局、チームEは、およそ6割程度の完成で、上に提出することに。
前代未聞の事態。
全体責任者の私の心境。
「仕方ない」
「あのメンバーでは厳しい」
「とりあえず提出した」
「でも、半年後には完成させないといけない」
「果たして、チームEにできるのか?」
「人には、限界がある」
「能力の差は、存在する」
チームEの未来、そして全体責任者の私の未来は、前途多難だ。
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