ビッグプロジェクト #15

10 ビッグプロジェクト





業務の期限がきた。

実は、この期限はメインのイベントの期限。

このプロジェクトは、3つのイベントがある。

第一次、第二次、第三次。

メインは第二次イベント。

この第二次イベントでミスをすると、「新聞沙汰」

今の時代、「Yahoo!ニュース」沙汰とでもいうのだろか。

メインの第二次イベントのための期限は終わったのであるが、第二次イベントまで、改善・修正をしていくこととなる。

それをしつつ、メインの第二次イベントの前哨戦となる、第一次イベントのための準備を進めなければいけない。

並行して2つの業務を進めていくのではあるが、メインの第二次イベントの準備がひと段落。

これは大きい。

年度始めから全速力で走ってきて、小休止できる。

だが、油断は禁物だ。

休みすぎると、あっという間に日が経ってしまう。

小休止中、ビッグプロジェクトは週2日の業務となる。

その他の日は、別の業務をすることになる。

小休止と安堵し、ゆっくりしていると、後で苦しむことになる。

「油断は禁物」

前年度、小休止とリーダーに言われ、少し油断をした。

気がついたら、数週間が過ぎていた。

業務を進めてはいたが、業務のスピードを緩めた。

すると、それまでは1週間程度で終わっていたことが、数週間かかる。

昨年度、これが原因で、最後の最後まで、苦労することになった。

「今回は油断しない」

「しかも、自分は『全体責任者』」

着々と進めた。

しかし、そう簡単ではないのが「ビッグプロジェクト」

ある日私は、別業務で、県外出張へ。

二泊三日。

「ビッグプロジェクト」は副責任者に任せた。

チームの業務は、チームリーダーに任せた。

別業務も都道府県を代表する立場だ。

気を抜くわけにはいかない。

県外出張の初日、無事任務を果たした。

すると、スマホに連絡が。

チームリーダーからだ。

「業務はある程度進んでいます」

「少しだけ心配なことはありますが、なんとかなりそうです」

ほっとした。

県外出張の時ぐらいは、残った人たちに任せたい。

また、スマホに連絡が。

「ちょっと相談があります」

副責任者から。

「あなたのチーム、大変なことになっています」

どういうことだ。


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