教育委員会に来て、早1ヶ月が過ぎた。
今まで知らなかった世界。
少しずつ見えてきた。
今まで、別世界の人だと思っていた指導主事。
いろいろ見えてきた。
そのことを話していきたい。
実は私は指導主事に憧れていた。
その理由は初任校の時の指導主事の印象が強いからであろう。
初任の私にとって、同僚の先生や管理職はそれほどすごいと思わなかった。
その人たちがすごくなかったわけではなく、いつも一緒にいると、畏敬の念が薄まるからであろう。
そんな中、数ヶ月に一度しか来ない、その時の指導主事は印象的であった。
すごくいい人。
優しそうで、元気な感じ。
それでいて、頭が良さそう。
話が簡潔で、的を得ている。
その人が3年ほど、指導主事として、私の初任校に来ることが多かった。
後任はタイプの違う指導主事。
凄いとはあまり思わなかった。
どちらかというと、
「指導主事なんて、なりたくなかった」
という空気を出していた。
その時は思った。
「指導主事って、どうやってなるの?」
「指導主事って、どんな人がなるの?」
指導主事の仕事を楽しそうにしている人と、そうでない人。
どちらも見た。
そして、私は2つめの学校へ異動。
初任校とは違う地区。
すると、指導主事の存在事態を意識することがなくなった。
あまり学校に来なかったこともある。
凄いと思うことがなかったこともある。
都道府県の指導主事がくることが多かったこともある。
いろいろな事情で、初任校とは違った印象となった。
「指導主事って、何しているの?」
「学校にとっては、それほど重要ではない存在?」
そうこうしている間に、私は小学校へ。
そこでは教職員組合の仕事に関わった。
その時に、
「学校の先生が、指導主事になって教育委員会にいる」
ことを改めて認識した。
しかし、
「凄い人」
という印象は
「人による」
であった。
そして、教育委員会に来て1ヶ月。
やっぱりいろいろな人がいる。
そうだ。
それを語ろう。
第4章は
「指導主事」
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