さて、ひと悶着があったが、少し和ませたら、普通の会話に戻った。
その時は、これでよかったのだが、振り返ってみると…
「やはり、この人の情緒、おかしいのでは?」
あれほど、怒っていたのに、和ませたら、そのまま普通になる。
前もそうだった。
さて、この日の午前中、会議があった。
この人がまとめ役。
だが、よくわからない進行。
私はもう呆れた。
「会議の目的がわからないし、本人は何もそれを理解してない」
呆れて、諦めている私は黙っていた。
椅子の背もたれに、完全に身を任せて、時間が過ぎるのを、ただただ待っていた。
ところが…隣の人が、我慢が出来ずに、発言した。
「この会議の位置付けは?」
沈黙。
仕方なく、その人は続けた。
「みなさんが分かっているなら、いいですので」
私は黙ったまま。
その人は…何やら話し出したのだが…要領を得ない。
いつものことだ。
そして、会議は終わった。
終わってから、発言した人と
「今回もよく分からない会議でしたね」
もう、4月から2ヶ月が経とうとしている。
… … …
と、まとめたいところだが、まだ話は続く。
午後、私は仕事をしていた。
すると、その人に呼ばれた。
部署から少し離れた場所。
「何かの手伝いか?」
すると、その人は話し始めた。
その内容は…会議で答えられなかったこと。
私は、すぐに言った。
「それを聞いたのは私ではありませんが」
私の言葉を聞いて、その人は、一瞬、話をするのをやめたが、また話し始めた。
再び要領の得ない話が永遠と続いた。
もう一度、今日のまとめの言葉。
もう2ヶ月。
何も進んでいない。
残り10ヶ月。
進めることよりも、早くこの無駄な時間から逃れる方法を見つけないと。
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