「使徒」
新世紀エヴァンゲリオンというアニメをご存知だろうか。
長年に渡り、人気を博し、映画で完結したロボットアニメである。
さて、それを知らない人のために説明しよう。
「使徒」
人類の敵である。
都道府県教育委員会にもう1人の使徒がいた。
「第2の使徒来襲」
いつくかの部署から、数人ずつ集まってする業務。
そこで、その使徒は暴れまくった。
その使徒の特徴
・ずっと話をしている。
・自分で考えず、人に教えてもらおうとする。
それぞれ、仕事が与えられているのに。
さらに…
・人に聞いておいて、それを上から目線で解説する。
・人の仕事に対しては、下に見る。
なんという攻撃力。
ところが…その攻撃力に疑問符がついた。
自分の仕事について、提案が迫ってくると、決まって席を立つ。
トイレに行くのだ。
決まってトイレ。
私は見抜いた。
「見掛け倒しの使徒だな」
案の定、その人の仕事についての協議の時間、次から次へと否定的な意見。
それはそうだ。
出来が悪い。
しかも…批判に対する返答がずれている。
ズレるか、反発するか。
周りの人達の表情が曇る。
それに気づかず、言い訳を続ける…。
提案は大きく変更が必要となった。
会議の後も、言い訳をいつまでも言い続けていた。
そして…使徒はつぶやいた。
「どうしたらいいのか分からない…」
「今日は帰ろ」
再び平穏が訪れた。
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