#9 モンスター「ボス」

07 人生はゲーム




そろそろボス、課長の話をしたいと思う。
ボスは…モンスター。

まず、学歴が凄すぎる。

20年以上前、大学受験で偏差値という数字に翻弄されていた。
理系志望だった私は、偏差値50前後を行ったり来たり。

はっきり言えば、50を超えることが目標であった。
何度かは超えたが、実質的には、偏差値50出前の人間であった。

偏差値50あたりをウロウロしている私が上をみると、70あたりに、有名大学が名を連ねていた。
まさに、雲の上。

どんな人達なのだろう。
当時、そう思ったが、想像できなかった。

そして、今、いる。
それが、ボスだ。

皆が言う。
「頭の良い人は違う」

私は、その違いさえ分からない。

さらに経歴も凄い。
誰もが知るところで、長年働いてきた。

まだ30代。
おそらく、これから出世していくのだろう。
まあ、あの年齢でボスなのだから、すでに出世しているのだろう。

このボスは至って温厚。
心が乱れることがあるのだろうか。

ボスは様々なことを、判断・決断しなければならない。
そのプレッシャー、ストレスは計り知れない。

しかし、そんな様子を微塵もみせない。
ありがたい。

上司の感情の起伏が激しいと、仕事がしづらい。
上司の顔をうかがうようになってしまう。
業務に集中できない。

それが、今はない。

ありがたいし、凄い人。
皆がいう「凄い人」
それは、間違いではない。

そんな「凄い人」
ボスも今年度までとの噂。

その噂はかなり確定的なもののようだ。

近々、来年度のことについての面談が始まるとの連絡があった。
今年度、半年間、お世話になったことのお礼と、来年度のことについて、相談できるチャンスだ。

いや…相談ではなく、提案したい。

提案して、修正して、新しいボスのもと、業務を推進したい。

もう、10月も半分が過ぎたのだ。


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