雷系の呪文。
ドラクエでは「ギラ」
その使い手が我が課にいる。
都道府県教育委員会の勤務は長い。
おそらく、来年度がラストイヤー。
専門教科は数学。
何もかも計算し尽くされ、効率的に業務をこなしていく。
決まりや手順を相談される存在。
信頼されている。
計画的で、理路整然と考えることができる。
仕事が早く、抜かりなし。
仕事をさせたら文句なし。
だが、それが100点かと言えば、そうとは言えない。
私のような80点主義の仕事ぶりには、ちょいちょいツッコミが入る。
それを私は、素直に聞く。
そして、実行する。
ところが…残念な人がいる。
その人の説明を理解できない人。
指導主事【2】早朝にバトル勃発
無駄なく、的確な説明。
ある程度の理解力があれば、ついていける。
ところが…理解できない人にとっては、プレッシャーが凄まじい。
説明の無駄がない。
模範解答。
だが、それが全ての人に理解しやすい訳では無い。
時には、くだけた感じの説明も必要となる。
ただ…残念な人は、その人に、質問ができない。
質問=説明を理解していない
→コイツはバカ!
それが態度や言葉に出る。
それは雷。
「ギラ」
幸い私はギラを受けることはない。
仕事ができる側に入れてもらえたようだ。
ただ…残念な人と真性スライムはギラを浴びせられている。
すると、かわいそうなことに、ますます話しかけづらくなる。
そして…ギラを怯える。
意を決して、話しかけても…ギラの破壊力を知っていて、言葉が出てこない。
その人の仕事が100点でも、ギラを怯える人達の業務遂行能力は低下する。
もともと、40点の人を20点にしてしまう。
その人自身が100点でも、周りにとって100点ではない。
時として、マイナスとなる。
それにしても、ギラは恐ろしい。
全身、そして脳天に、確実にダメージを与える。
そして、恐怖を根付かせる。
恐ろしい呪文だ。
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