#8 雷系呪文「ギラ」

07 人生はゲーム




雷系の呪文。
ドラクエでは「ギラ」
その使い手が我が課にいる。

都道府県教育委員会の勤務は長い。
おそらく、来年度がラストイヤー。

専門教科は数学。
何もかも計算し尽くされ、効率的に業務をこなしていく。

決まりや手順を相談される存在。
信頼されている。

計画的で、理路整然と考えることができる。
仕事が早く、抜かりなし。

仕事をさせたら文句なし。
だが、それが100点かと言えば、そうとは言えない。

私のような80点主義の仕事ぶりには、ちょいちょいツッコミが入る。
それを私は、素直に聞く。
そして、実行する。

ところが…残念な人がいる。
その人の説明を理解できない人。
指導主事【2】早朝にバトル勃発
無駄なく、的確な説明。
ある程度の理解力があれば、ついていける。

ところが…理解できない人にとっては、プレッシャーが凄まじい。

説明の無駄がない。

模範解答。

だが、それが全ての人に理解しやすい訳では無い。

時には、くだけた感じの説明も必要となる。

ただ…残念な人は、その人に、質問ができない。

質問=説明を理解していない
→コイツはバカ!

それが態度や言葉に出る。

それは雷。

「ギラ」

幸い私はギラを受けることはない。

仕事ができる側に入れてもらえたようだ。

ただ…残念な人と真性スライムはギラを浴びせられている。

すると、かわいそうなことに、ますます話しかけづらくなる。 

そして…ギラを怯える。

意を決して、話しかけても…ギラの破壊力を知っていて、言葉が出てこない。

その人の仕事が100点でも、ギラを怯える人達の業務遂行能力は低下する。

もともと、40点の人を20点にしてしまう。

その人自身が100点でも、周りにとって100点ではない。

時として、マイナスとなる。

それにしても、ギラは恐ろしい。

全身、そして脳天に、確実にダメージを与える。

そして、恐怖を根付かせる。

恐ろしい呪文だ。


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