2021年度が始まった。
赴任2年目の私にとっては、
1年目の「地獄」とは全く違った。
しかしそれもまた、
「地獄」
であった。
前年度末、私は校長に呼ばれた。
「研究担当をしてほしい」
青天の霹靂。
中学校を10年以上離れていた私が研究担当。
この校長の理不尽さには、呆れる。
しかし、だ。
学校全体を見渡すと
「私しかいない」
それは事実であった。
「わかりました。勉強します」
そう返事をし、私は2021年度「研究担当」となった。
さて、決まったのはいいのだが、何から手をつけたらいいのか。
2021年度は2つの大きな動きがあった。
「新しい評価」
「GIGAスクール構想」
評価の仕組みが大きく変わる。
生徒一台タブレット端末が支給される。
この2つについて、不安の声が聞こえてきていた。
「4月から始まるのに、このままで大丈夫?」
私も同感であった。
なんとなく、内容について、話題にはなるが、
細部まで、決まっているとは言えない。
多くの教員は不安を感じているが、
管理職も研究担当も特に動きはない。
焦っている様子もない。
さて、2021年度4月。
いよいよ、新年度の準備だ。
4月が始まった途端、私は鬼のように仕事に追われた。
連日、休む暇もなく、仕事に追われる。
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「新しい評価の仕方が十分ではない」
「GIGAスクール構想のことを何もしていない」
前年度の聞こえていた不安の声、
研究担当をしてみて、それは不安どころではなく、落ち度だらけであった。
しかし、提案の準備をしなくてはいけない。
まず、「新しい評価」について。
評価をして、成績を出すところまで、一通りしてみる。
すると、大きな問題が出てきた。
前年度、何をやっているのか分からないまま進んでいた「新しい評価」について。
実際に始まる今年度の担当として、このまま、進めるわけにはいかない。
そんな問題があった。
もう一つ、「GIGAスクール構想」について。
こちらの問題は明確だ。
「全く何もしていない」
新年度、研究担当になって早々、大きな問題が2つ、目の前に立ちはだかっている。
これは、紛れもなく
「前任者の怠慢」
「前年度のツケ」
である。
前任の「研究担当」、「ICT担当」そして・・・
「校長」
理不尽で差別的な「校長」
大きな転換期の前年度
あの校長はやるべきことをせず
何をしていたのだ。
さらに、問題が次々を明るみになる。


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