私がめざす教頭像④朝の過ごし方

理想の学校

教頭の1日は早い。

誰よりも早く学校に到着する。

主役のいない静かな校舎。

職員室に向かう間も、何か問題がないか確認しながら歩く。

職員室に入り、自分の机に荷物を置き、パソコンのスイッチを押す。

カーテンなどを開けながら、職員室を一周。

ここでも問題がないかの確認だ。

散らかっていたり、汚れていたりすれば、きれいにする。

机の上の整理整頓ができていない職員がいれば、

どこかのタイミングで声をかけようと思う。

昇降口を開ける前に、今日1日の予定と、今後の予定を確認する。

黒板に記入漏れはないか。

1週間ほど先のことで、伝えるべきことはないか。

自分自身の伝え方ひとつで、学校全体の動きが変わる。

起動しているパソコンの前に座り、メールなどのチェックをする。

報告書類の締め切りも確認する。

自分自身の報告もそうであるが、各担当の報告締め切りもである。

改めて、今日の予定について、頭の中で整理する。

そうしている間に、1人、また1人と出勤してくる。

声をかけつつ、表情を伺う。

職員の様子に気を配るのは教頭の大切な仕事だ。

そうしている間に子ども達が登校してくる時間が迫ってきた。

決められた時間に、昇降口を開けにいく。

その頃、教頭の仕事は職員室での電話対応。

出勤していない担任もいる。

登校時に何かトラブルがあるかもしれない。

その対応が朝の大きな仕事だ。

電話が全く鳴らない日もあれば、休むことなく鳴る、そんな日もある。

静かだった学校が賑やかになってくる。

子ども達、そして先生達が次々とやってくる。

欠席連絡があったことを担任に伝える。

担任がいる時に電話があったときは、担任に代わる。

担任が忙しそうな時は、こちらで用件を聞いておく。

臨機応変な対応が担任を助ける。

朝の打ち合わせまであと5分。

まだ少し、職員室には空席がある。

時間を守るかどうか。

細かなことではあるが、先生が時間を守る職場。

それは大切なことだ。

相談が必要な場合は、朝の打ち合わせまでに、校長や関係者に相談しておく。

朝の打ち合わせで、いきなりの連絡は困る。

朝の打ち合わせは、基本的に「確認」である。

チャイムが鳴る。

朝の打ち合わせが始まる。

いよいよ長い1日のスタートだ。



私がめざす教頭像⑤全ての情報が集まる。

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