#16 いきなり役付き

03 教育委員会

今日、都道府県教育委員会から、引き継ぎの日について、連絡があった。

来週の火曜日が引き継ぎの日となった。

私の初登庁だ。

さて、その話を事務職員としていて、わかったことがある。

私は4月から初めての都道府県教育委員会。

だが、いきなり役付きだ。

そういえば昨日、教育長が言っていた。

「主査よりは上になるはずだ」

あれ?2月に教育長は
「言ったばかりは、平だから」

いつのまにか言っていることが変わっている。

昨日の
「主査よりは上」

これに関して

「本当?前は平って言ってましたが(笑)」

と少々聞き流し気味に教育長の話を聞いていた。

ところが…それは正解であった。

事務職員は行政職である、

役職、特に行政の役職については詳しい。

そもそも事務職員に同様の役職が付いている。

私が今日、話をした事務職員は「主幹」

私は「主幹教諭」

全く関係ないのかと思っていた。

ところが、「主幹教諭」だった私が行政、つまり教育委員会にいくと「主幹」なのだ。

今回こそは、教育長が言っていることは正しそうだ。

私はいきなり役付きなのだ。

しかも…教育長から聞いた。

「今回、教育委員会に行ってもらうのは、教育委員会から戻ってくる人がいるから」
「その人が教頭として学校に復帰する。その人の代わり」

それは分かってはいた。

その人は平から登っていき、今のポジション「課長補佐」

それは「主査」の上。

つまり、一年目の私は「主幹教諭」が故、いきなり主査の上。

まさに前任者との交代なのだ。

その課ではNo.2。

いきなり、である。

信じがたい。

が、いろいろな話の辻褄があう。

いろいろなことが、ジグソーパズルのようにうまくはまり、完成するとスッキリする。

今回も、たくさんのピースが一つの絵を作り出した。

「主査」の上の「主幹」

つまり、小中学校の教育に関わる課のNo.2。

ジグソーパズルが完成してスッキリした瞬間に、膝の力が抜けた。

「いきなり役付き…大丈夫なのか…」

これには、さすがに、驚いた。

来週の引き継ぎの担当者は

「課長補佐」

私はどこへ向かっているのだろう。


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