4月2日「未知」

04 INSIDE 教育委員会




今日は土曜日。
新年度2日目にしていきなりの休日。

だが、私は出勤する。

目的は「勉強」と「搬入」

勉強はもちろん仕事のこと。

初日は会議と引き継ぎとパソコンの設定で終わってしまった。

まあ、終わってしまったと言っても、定時に帰ったのは私の意志。

そして、部署内で2番目の早さ。

「帰れるときは帰りましょう」

そう言われて、すぐ帰った。

さて、「搬入」

電車通勤にとって、仕事道具を職場に持ち込む。

少しずつ進めていかなければいけない。

平日より休日の朝の方が、電車も空いているだろう。

両手に大きな荷物を持って、電車に乗り込んだのは、朝6時半。

予想通り空いていて、難なく座席に座る。

大きな荷物を持って歩くのは疲れる。

土曜日の早朝にして、正解だ。

都道府県庁の最寄りの駅に着き、およそ10分。

大きな荷物を持っての10分は、なかなかハードだった。

特に都道府県庁前の登り坂。

少々息が上がった。

さて、坂を登り切ったときに目に入った都道府県庁前の駐車場。

「あっ、もしかして、車で来てもよかった?」

ところどころに車が停まっている程度。

これは、休日出勤の人達の車だ。

休日の出入口で、名簿に部署と名前と時刻を記入し、庁内へ。

エレベーターは動いているのだろうか…知らないことが多すぎる(笑)

半数のエレベーターが稼働していた。

乗り込み、自分の部署のある階で降りる。

当然照明は消えている。

だが、人の気配はある。

休日出勤の人が少なからずいるのだ。

土曜日の朝7時。

やはり、都道府県教育委員会の仕事量は想像以上なのだろう。

部署に着くと、いきなり声をかけられた。

2つほど隣の部署の人だった。

「ここの鍵を空けたのですが、どこに置いておけばいいか…」

と言い終わった次の瞬間

「知らないですよねぇ…」

私に聞いても分からないことを察知したのだろう。

(よほど、間抜けな顔をしてしまっていたのだろうか…)

そもそも、鍵をどこで借りるかさえも知らないまま、休日出勤をしてしまっていた。

声をかけてきたこの人が、先に来て、鍵を開けてくれていてよかった。

持ってきた荷物を下ろし、仕事がしやすいように配置を考えながら、置いていった。

すると、同じ部署の人が来た。

1人、また1人と…。
結局4人が休日出勤だった。

私は「勉強」し始めた。

自分の担当する業務の1年間の内容を調べ始めた。

すると、鍵の置き場を聞きに来た人が再び現れた。

赴任2年目の人が鍵を預かった。

「鍵の置き場、教えてください」

私は、その人について行った。

鍵の置き場まで案内される間に聞いた。

「休日は車で来てもいいんですね」

「そうそう。いいよ」

やっぱりそうだ。

これから一つ一つ覚えていこう。

未知なことが多過ぎる。

でも、知らなかったことを知っていく。

悪い気分ではない。

いや…楽しい。


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