今日は新任者研修があった。
都道府県教育委員会とはいかなる組織なのかを始め、教育委員会のさまざまなことの説明があった。
都道府県の教育に関わるビジョンについて。
報道について。
予算の執行について。
議会対応について。
分厚い資料が用意されて、およそ4時間の研修。
分かる内容もあれば、やはり分からないこともあった。
議会のことや予算の執行についてなど、なんとなくイメージは出来たが、手続きなど多過ぎて、細かなところまでは分からなかった。
説明をしていただいた方の1人が
「勤務して、まだ1週間も経っていないから、分からないことがほとんどだと思います。部署の先輩に教えてもらいながら、覚えていくことが大事です」
確かにそうだ。
やりながら、覚えるしかない。
しかも、この研修の最初にこんな話があった。
「新任者が来たときに困らないように、相談相手のサポーターとなる先輩が決められているはずです」
確かにそうだ。
隣の方が日々、親切に、そして丁寧に教えてくれる。
研修が終わり、部署に戻った。
昨日、起案した文書が戻ってきていた。
課長からの質問があった。
隣の人が、どうすればよいか教えてくれた。
そして、課長に初めてレクチャーを受けた。
隣の人のアドバイスも課長の指摘も、勉強になった。
課長のレクチャーの後、席に戻ると、隣の人が声をかけてくれた。
「細かいことは言われると、面倒くさいと思うでしょ?」
優しい言葉だった。
だが、私は正直に言った。
「自分でも、モヤモヤがあったところは、やっぱり指摘されますね」
「昨年度のものは、あくまでも参考にして、自分が納得するものを作ります」
隣の人としては、予想外の返答だったかもしれない。
でも、隣の人は
「では直してから、もう一度確認をしましょう。2人で」
私は言った。
「私のサポーターですね。ありがとうございます。1年間よろしくお願いします」
すると…
「別に決まっているわけではないよ。でも、分からないことは、遠慮なく聞いてもらったらいいので」
「はい、頑張ります。1年後に、次の新任者をサポートできるようになります」
この隣の人は、3年目でいろいろなことを聞かれる、信頼されている人。
そんな人に教えてもらえる。
感謝。
そして、
幸運。
日頃の行いが良いのかな(笑)
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