4月6日「幸運」

04 INSIDE 教育委員会




今日は新任者研修があった。

都道府県教育委員会とはいかなる組織なのかを始め、教育委員会のさまざまなことの説明があった。

都道府県の教育に関わるビジョンについて。

報道について。

予算の執行について。

議会対応について。

分厚い資料が用意されて、およそ4時間の研修。

分かる内容もあれば、やはり分からないこともあった。

議会のことや予算の執行についてなど、なんとなくイメージは出来たが、手続きなど多過ぎて、細かなところまでは分からなかった。

説明をしていただいた方の1人が

「勤務して、まだ1週間も経っていないから、分からないことがほとんどだと思います。部署の先輩に教えてもらいながら、覚えていくことが大事です」

確かにそうだ。

やりながら、覚えるしかない。

しかも、この研修の最初にこんな話があった。

「新任者が来たときに困らないように、相談相手のサポーターとなる先輩が決められているはずです」

確かにそうだ。

隣の方が日々、親切に、そして丁寧に教えてくれる。

研修が終わり、部署に戻った。

昨日、起案した文書が戻ってきていた。

課長からの質問があった。

隣の人が、どうすればよいか教えてくれた。

そして、課長に初めてレクチャーを受けた。

隣の人のアドバイスも課長の指摘も、勉強になった。

課長のレクチャーの後、席に戻ると、隣の人が声をかけてくれた。

「細かいことは言われると、面倒くさいと思うでしょ?」

優しい言葉だった。

だが、私は正直に言った。

「自分でも、モヤモヤがあったところは、やっぱり指摘されますね」

「昨年度のものは、あくまでも参考にして、自分が納得するものを作ります」

隣の人としては、予想外の返答だったかもしれない。

でも、隣の人は

「では直してから、もう一度確認をしましょう。2人で」

私は言った。

「私のサポーターですね。ありがとうございます。1年間よろしくお願いします」

すると…

「別に決まっているわけではないよ。でも、分からないことは、遠慮なく聞いてもらったらいいので」

「はい、頑張ります。1年後に、次の新任者をサポートできるようになります」

この隣の人は、3年目でいろいろなことを聞かれる、信頼されている人。

そんな人に教えてもらえる。

感謝。

そして、

幸運。

日頃の行いが良いのかな(笑)

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