4月28日「適性」

04 INSIDE 教育委員会




都道府県教育委員会にきて1カ月。

気がついたらもう1カ月。

何をしたか分からない間に過ぎていた1カ月。

26年間の学校現場での仕事から、別の世界に来て1カ月。

やりがいを感じつつ、不安もある生活。

ここに来て、感じたこと。

「いろいろな人がいる」

「いろいろな人生がある」

そして…

「適材適所」

「人には得手不得手がある」

文部科学省から来ている課長。

10数年の文部科学省勤務から、今のポストへ。

もっぱら、

「凄い人」

と同僚は言う。

たしかに凄いと感じることもあるが、人付き合いは余り積極的ではない。

淡々と仕事をこなすタイプ。

そのほか、いろいろな人がいる。

元気な若手。

お喋り好きなベテラン。

厳しめなキャリアウーマン。

それぞれ、見込まれて役割が与えられている。

今のところはそう見える。

だが、決してそうではないところも…。

ある人は、余り細かいことを気にしない。

言い換えると

「細かいところまで気がつかない」

1人で業務をする今の職場では困った存在である。

周りがフォローすることも少なくない。

「あの人はちょっと…」

と陰口を言われることも少なくない。

だが、そんなタイプの人も

「らしさ」

を発揮してくれることがある。

今、内緒の仕事をしている。

それに関わる会議。

どうしても、雰囲気が重くなりがち。

それは、仕方のないこと。

内緒、であり、重要な仕事。

そんなときに、その人が

「和ませる」

「ふっと、肩の力を抜かしてくれる」

私には決して出来ないこと。

人それぞれ、生きる道がある。

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