朝、出勤した。
すると、いつも私より早いあの人が。
4月12日「時間」
いつも私より早く出勤している。
あの日から、話をすることがめっきり減った。
4月27日「紛糾」
そう、関係はよくない。
そして、この日、決定的なことが起こる。
それは、朝起きた。
私が到着して、およそ5分たった頃。
「ちょっと、いいですか?」
「はい」
「○○してくださいね」
○○とは、誰でもできること。
気がついた人がするようになってる。
たしかに、私がする回数は少ない。
だが、1番少ないというわけではない。
そう思いながらも、少ないのは事実なので、
「すみません。しますね」
と、笑いながら言った。
笑ったのは、照れもあったし、神妙になるのも、嫌だから。
ところが…
「何、笑っているんですか!」
「笑い事ではないですよ!」
「みんな、困ってます」
私は、もう一度、言うしかなかった。
「すみません」
すると、ダメ押しが。
「みんな、文句言ってますよ!」
ここで、私はスイッチが入った。
「そんな風に怒る必要あります?」
私は言い返した。
相手は黙った。
「怒る前に、その時に言えばいいのでは?」
「黙ってて、みんなで文句言うぐらいなら、その場で直接言えばいい」
これは、やばい。
和ませなければ…
「『おい!しろよ!笑』って、ツッコミ入れるぐらいの雰囲気の方が良くないですか?」
「そう言う雰囲気の方が、仕事しやすいと僕は思います」
これで、少し、雰囲気が変わった。
そこからは、怒ることはなく、朝の2人っきりの時間は終わった。
ところが…朝だけではなかった。
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