試練の夏#23

06 試練の夏




終わった。
夏の最大の行事が終わった。

朝から私の心は落ち着いていた。

「今日で、ようやく終わりだ」
「今日の夕方には、全て終わっている」

そう思うと、不思議と心が落ち着く。

人によっては、こう思うだろう。

「失敗したら、どうしよう」

私は、学んだ。

「心配しても仕方がない」
「あれこれ心配するぐらいなら、行動せよ」

私は、朝から、シミュレーションを繰り返す。
今日1日、休んでる時間はない。

絶えず、やることがある。

だがそれは…一つ一つ終わっていくということだ。

朝の会場準備から始まり、開会行事。
私は、説明をする担当だ。

これが、今回の1番大事な仕事。
時間がかかり過ぎてはいけないが、説明が不足してもいけない。

時間を気にしつつ、説明を終えた。
少し時間は、オーバーしてしまった。

許容範囲だ。
問題は、説明により、押さえるべきポイントがきちんと伝わっているかどうか。

問題なく終われば、少しぐらいの時間のオーバーは、正解になる。

さて、結果は…無事に終わった。
特に問題なく全て終了。

私は、やりきった。

試練の連続。

試練の夏が終わった。

何が残るのか。

1年目の私には反省点が多々ある。

それを自覚して、仕事をしていく。

だが、それ以上に残ったこと。

私は、やり遂げた。

1年目で。

大きな行事を。

今までにない負担の大きい業務の重なりを乗り越え。

帰宅して、夜6時にお風呂へ。

平時に戻っていくであろう。

試練の夏を終え、私が得たもの。

実績と自信。

そして…人間らしい生活。

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