#18 最恐ミッション②

07 人生はゲーム




「挨拶文の作成」

国会の答弁の様子をみて、知っている人も多いであろう。
あの原稿は、答弁をしている人が作っているわけではない。

原稿を作る担当がいる。
いわゆる事務方だ。

都道府県で言えば、知事の答弁や挨拶。
教育委員会で言えば、教育長の答弁や挨拶。

最終的に承認するのは知事や教育長だが、実際に作るのは別の人だ。

教育関係の知事の答弁や挨拶、教育長の答弁や挨拶は、教育委員会の指導主事らが考える。

「最恐」
と言ったのは、完成するまでの道のりの長さ。

前回登場した「デキル人」は、私が聞いたとき、既に3ヶ月が経過していた。
つまり3ヶ月経っても、完成していない、ということだ。

冊子などで、知事や教育長の顔写真と挨拶文。
顔写真はもちろん本人だが、挨拶文は指導主事の汗と涙…いや、苦しみの結晶。
私はそう思っている。

なぜ苦しいか。

それを説明するために、この手の業務を分類してみよう。

まず、知事か教育長か。
この違いは大きい。

例えば、知事。
そうなると、道のりは果てしない。
「デキル人」の3ヶ月もこれだ。

さらに…挨拶か、冊子などに活字として残るか。

当然、活字に残る場合は、厳しい目で見られる。

知事であれば、都道府県に関すること。
教育長であれば教育に関すること。

知事の方な規模が大きい。

規模が大きいということは、作った答弁や挨拶の文章を、チェックする人が多いということだ。

例えば、「デキル人」の場合。

知事による、ある学校の創立記念イベントの冊子の挨拶文。

まず、挨拶文を作成する。

まずは係長が見る。
次は班長。
そして、課長。

まだ続く。
この案件は別の課も関係しているから、その課の係長、班長そして課長。

さらに…総務課。
教育委員会の統括をしているからだ。

そして…次長、副教育長、そしてようやく…教育長。

これで、ようやく教育委員会を突破。

そして…知事の関係へと上がっていく。

果てしない旅。

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