出勤拒否 #2

09 出勤拒否




仕事に追われる日々。

これはいつもと変わらない。
 
だが、何かが少し違う。

「息がしにくい…」

私の休日の日課として、ジョギングをしている。

健康のためであり、心のリフレッシュのためでもある。

趣味の1つだ。

ただ…何かが違う…まず、仕事の疲れからか、休日に身体が重い。

これまでであれば、休日は早朝からジョギングをし、1時間程汗をかく。

30分を過ぎると、いわゆるランナーズハイであろうか、気持ちが良くなってくる。

そして、この1週間を振り返り、今後の展望を持ちながら、汗をかく。

ところが…身体が重く感じ、「よし、ジョギングへ行こう」となかなかならない。

毎週欠かさずしていたジョギングをしなくなっていた。

3週間ほどジョギングをせずに過ごしていると、どうもスッキリしない気持ちでいる自分がいた。

「やっぱり、運動して、リフレッシュしなければ…」

そう思い、意を決して、ジョギングに向かった。

身体はやはり重い。

「30分がんばろう。そうすれば…」

でも、やはり、身体が重い。

それでもなんとか30分を超えた。

「よし。これからだ…」

ところが…である。

「あれ?息苦しい…」

空気を吸って身体に酸素を、と思うが、どうもしっかりと吸えていない感覚がある。

大きく深呼吸して、肺に空気をたくさん送り込もうと思っても、どうもすっきりしない。

何か、つっかえているような気がする。

以前より、肺が膨らまなくなっているような感覚。

「しばらくジョギングしていなかったからかな。」

そう思い、翌日も走った。

やはり、息苦しい。

「新型コロナウイルスの影響?」

30分を少しは超えたぐらいでジョギングを終えてしまった私は、ネットで調べた。

すると…

「新型コロナウイルス感染症の後遺症」

「後遺症は半年続く場合も」

私は趣味の1つを失った。

楽しみである趣味が、苦しみとなった。

そして、身体も心も、少しずつ蝕まれていく。


コメント

  1. mh より:

    ひとり さま
    初めてメールさせていただきます。
    昨年度、ふとネット検索していてこのブログに出会いました。私は中学校の教諭です。3年前まで県内教育事務所で社会教育主事をしておりました。現在45歳です。教育事務所勤務時に管理職になることを決め、今も目標に向けて頑張っているところです。
    ひとりさんは大変仕事ができ、周囲からの期待も高いのではないかと思います。主幹教諭から教育委員会の指導主事になる大変優れた人材だと思います。時間の使い方や仕事への取り組み方、考え方も大変勉強になっています。ひとりさんの大変辛い経験を拝読し、私も辛い経験がたくさんありましたので、大変おがましいですが、共感するところが多いです。
    最近のブログを読み、心配になり、メールしました。お体大丈夫でしょうか。
    できる方が潰れていくという事例を何件も見ました。教育事務所時代の元同僚で、主幹教諭になり、学校でのあまりの理不尽な校務分掌や上司のパワハラなどで病休になった方が数名います。できる方が潰れるのは許せません。どうかお体を大事にお過ごしください。

    • ひとり ひとり より:

      mhさん、心温まるコメントありがとうございます。
      このブログは「ストレス発散」から始まりました。
      「愚痴」や「不満」。時として「自慢」(正直者な私です)。
      それが今や「出勤拒否」。
      人生は自分自身が決めるものだと思っていましたが、「環境」は人生を変えると痛感しております。

      苦しい今、mhさんのコメントで元気になりました。

      「復活を目指し頑張ります!」
      「このままじゃ、終わらないぞ!」

      近々「出勤拒否#3」を公開します。
      引き続きご拝読いただければ幸いです。

      最後に最近の決め言葉をmhさんに。

      「グッドラック」

      (人生は運次第、と思う今日この頃です)

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