2人目の休養者。
しかも、よく知っている人。
職場の机に座る。
後ろに1つ、前にも1つ。
主のいない机。
そう。
半径5メートル以内に2人の休職者。
2つの感情が入り混じる。
「自分より苦しい思いをしていた人がいる」
「まだ自分は大丈夫だ」
自分も苦しいことには変わりはない。
だが、かすかに優越感を感じた自分がいた。
しかし、それを否定するもう1人の自分がいる。
明日は我が身。
自分自身も他の人のことを考えていられる状況ではない。
毎日が
「苦しみとの戦い」
なのだ。
その突然の苦しみを怯える日々。
だが、このままでは終わりたくない。
私の教師人生に、大きな汚点となる。
「絶対に生き残りたい」
そう思うと、また不安と苦しみに押しつぶされそうになる。
「いつ、この苦しみから抜け出せるのか」
「まだまだ、ハード過ぎる日々が続く」
「それどころか、これからが今年度の正念場だ」
やはり私は、これからの未来に光を見出すことができなかった。
「これから、重大な責任を負う仕事だ」
「大丈夫だろうか」
そんな不安と苦しみの中、今年度の後半が始まる。
しかし、、、光の見えなかった未来に、光を見出す日は迫ってきていた。
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