出勤拒否 #19

09 出勤拒否




2人目の休養者。

しかも、よく知っている人。

職場の机に座る。

後ろに1つ、前にも1つ。

主のいない机。

そう。

半径5メートル以内に2人の休職者。

2つの感情が入り混じる。

「自分より苦しい思いをしていた人がいる」

「まだ自分は大丈夫だ」

自分も苦しいことには変わりはない。

だが、かすかに優越感を感じた自分がいた。

しかし、それを否定するもう1人の自分がいる。

明日は我が身。

自分自身も他の人のことを考えていられる状況ではない。

毎日が

「苦しみとの戦い」

なのだ。

その突然の苦しみを怯える日々。

だが、このままでは終わりたくない。

私の教師人生に、大きな汚点となる。

「絶対に生き残りたい」

そう思うと、また不安と苦しみに押しつぶされそうになる。

「いつ、この苦しみから抜け出せるのか」

「まだまだ、ハード過ぎる日々が続く」

「それどころか、これからが今年度の正念場だ」

やはり私は、これからの未来に光を見出すことができなかった。

「これから、重大な責任を負う仕事だ」

「大丈夫だろうか」

そんな不安と苦しみの中、今年度の後半が始まる。

しかし、、、光の見えなかった未来に、光を見出す日は迫ってきていた。


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