めざす教頭像⑨「職員会議②」

理想の学校

職員会議の「翌月の予定」の提案準備②

「詳細まで決める」

まずは「何限授業か」

多くの学校は、水曜日が5限で、その他は6限である。

ところが、そうでない日がある。

例えば、学校行事。

今はコロナ禍で、学校行事が縮小されることも少なくない。

例年丸一日での開催であった学校行事も、半日開催になったり、特定の学年のみになったり。

その他、個別懇談会。

小学校は、保護者との二者懇。
中学校は、本人と保護者との三者懇。

午後に個別懇談会を実施するとすれば、午前中は3限か4限か。
その後の時間設定は?

その辺りまで、考えておく必要がある。

また、学級はじめや長期休業前の昼までの日の扱い。

始業式や終業式をどれくらいの時間設定で行うか。

その日の時間割は、学年時間割か、全校の時間割か。

始業式の内容も含めて、どれくらいの時間がかかるのか。

これらを明確にする必要がある。




また、その月の祭日や学校行事で、授業がなくなってしまうケースがある。

例えば、音楽や美術、技術や家庭などの技能教科であると、週1時間しか時間割に組み込まれないことも多い。
なので、なくなることは、とても痛いのだ。

月曜日が祭日で、その翌週も行事があったとする。

月曜日が2回続けてなくなると、月曜日にしか授業が入っていない教科は、2週間全く授業がないという状況になってしまう。

一か月で4時間授業をするはずが、半分の2時間しかできなくなるのだ。

5教科では週に3〜4時間授業があるので、2時間無くなっても、影響は少ない。
だが、技能教科にとっては死活問題だ。

そういうことにならないように、時間割の調整も必要だ。

これは「教務」の仕事ではあるが、月の予定を検討する上で、重要なことである。

「翌月の予定の提案」について、まとめよう。

提案するまでには、多くの明確にすべきことがたくさんある。

これをするのは教頭の仕事。

だが、私が見てきた教頭の半分以上は、ここまで仕事をしていない。

私なら必ずする。

それは、先生達にとって
「予定が明確になっている」
ことは、働きやすさに繋がるから。

働きやすければ、仕事の質は当然上がる。

それは、子ども達の成長へと繋がる。

職員室の担任である教頭の働き次第で、子ども達、そして学校は変わる。

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