後任の研究部長になるであろう人物に話をした。
「来年度、おそらくここにはいない」
その事情を話した。
まずは教頭試験に受かったこと。
これは、もう何となく周知の事実となっている。
そして…さすが次期研究部長。
「でも、管理職内示までは、わからないんですよね」
「研究部長はしてもいいですが、来年度もいて欲しいです」
細かな状況まで、想定している。
「学校長から、来年度は研究部長をしてもらうことになるかもしれない、と言われました」
そこまで、話が進んでいるのなら、隠す必要はない。
「管理職内示まで、待つのではなく、それまでに決まるかもしれない」
「なぜなら…教育委員会へ行くから」
私は具体的に話をした。
「2月の終わり、教育長に呼ばれて、話があった。『この地区の教頭になるのは難しい。だから、仮に教頭になるとしても他の地区だ。そうなると、私の手の及ばない人事となる。だが、都道府県教育委員会なら、戻ってくるのはこの地区だ』」
私は
「ここで、やれるところまでやりたい。だから都道府県教育委員会を望みます」
この話をしたら、研究部長はすぐに言った。
「ということは、都道府県教育委員会に行くかどうかがまず決まり、もし決まらなくても、次は教頭になるかどうか。2つをクリアして、はじめて残ることになるのですね」
さすがである。
この人に後任を任せる。
それが1番だ。
この後任と、最後に話をした。
「来年度の研修について、これから話をしていこう」
「ぜひ、よろしくお願いします」
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