最恐ミッションの恐ろしさ。
それは…自分が長い時間をかけたにも関わらず、
「自分がない」
というところ。
規模にもよるが10人程度の人に、自分の文章を見てもらうことになる。
どの人も、
「修正なし」
はほぼない。
必ず「修正」が入る。
係長レベルだと、誤字脱字等の「一部修正」で終わることもある。
ただ…「そもそも」となると、大変だ。
「そもそも」とは?
そもそも、「目的」「趣旨」などの違いがあったとき。
根本的な直しが必要なときだ。
係長としては、このまま、班長や課長にあげていくのは、良くない。
そういったレベル。
そうなると、イチからの作り直し。
過去の例をもとに作成はするが、全く同じ条件のものはない。
しかも、このご時世。
コロナのことを含ませる必要もある。
文部科学省の動きもある。
苦しみながら仕上げても、それが
「見当違い」
ということもある。
さて、係長からの「一部修正」もしくは「そもそも」からの、「根本的作り直し」
それを乗り越え、班長へ。
班長クラスになると、遠慮はない。
「中ボス」である。
厳し目の口調で、鋭い指摘。
さすが「中ボス」
資料を渡され、再度勉強。
そして、修正。
「根本的作り直し」ではないが
なかなかの修正。
「中規模修正」だ。
しかも、資料付き。
勉強しなくてはいけない。
勉強していくと、知らなかったことが次々と分かり、勉強になる。
さすが「中ボス」
あれ?
中ボスから渡された資料をもとに、中規模修正を行っていくと、ふと気づく。
「係長の指摘で、直したところ…直さなくて、よかったのでは?」
大ボスの待つ城を目指して、出発した。
町を出て、「北」へ向かった。
係長が言った。
「方向間違っているぞ」
私は「東」に向かった。
班長が言った。
「なぜ東に行くのだ。西だぞ」
最恐ミッションは始まったばかりだ。
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