#14 指導教諭2年目 初めての教頭選考試験①

00 序章

指導教諭2年目、初めての教頭試験を受けた。
なぜ、この年か。
それは、
「指導教諭2年目は教頭試験の一次が免除される」
からである。



ありがたい話だ。
しかし、正直なところ、
「勉強せず、仮に教頭になったても、大丈夫なのか?」
と思ってた。
教頭に必要な勉強だから、一次試験として、筆記試験があるのだと。
そんな気持ちを校長に話した。
すると校長は
「関係ない関係ない」
と笑いながら答えた。

「結局、教頭試験って、何のためにあるんだ…」

一次は免除されるものの、論文の提出は全ての受験者に課せられている。

論文など、自分のかんがえをまとめるのは嫌いじゃない。
でも、担任業ものあり、なかなか進まない。
まず、私がしたのは
本の購入。
そして、毎日少しずつ書いていった。
テーマは学力向上のために指導教諭になったらすること。
本を読んで、基本的なことを頭に入れた。特に語句。
やはり、今、話題になっているキーワードがある。
それを使うこと。
もし二次試験の面接で語句がわからなければ、答えようがない。
そんなことも考えて、本を読みながら、キーワードを覚えていった。

完成した論文を校長に提出。
あとは二次試験の面接を待つだけとなった。





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