職員会議の最初の議事
「翌月の予定」
これを提案するまでに、私が教頭ならどうするのか。
まずは行事を確認する。
学校行事もあれば、学年の行事もある。
何があるか確認し、提案者や関係者に話を聞く。
行事は当日はもちろん、当日まで、そして、その後まで、どのような活動をするのか確認する。
その時に提案者には、昨年度の総括を踏まえて提案すること、行事の後にどうするかを考えておくことなど、伝える。
昨年度と同じ提案をしたり、行事までしか考えていなかったり…昨年度の反省をもとに、改善すること、そして、次年度に申し送るところまできちんと考え、提案する。
ここまでする必要があると考えるからだ。
さて、行事のことをいろいろと確認する中で、行事ほどではないが、確認すべきことを洗い出していく。
そうしていくうちに、翌月の予定の詳細まで、頭の中でイメージが出来上がりつつある。
一つの行事や活動に関して、提案者や該当学年だけでなく、全体への影響を考えたり、行事や活動までのことや事後のことまで考える。
視野を横にも時系列的にも広げていく作業だ。
職員会議で翌日の予定を確認する際に、教頭の私の頭の中は、それぞれの行事や活動の詳細までイメージできている。
だから、予定について意見が出た時に、すぐに理由を答えることができるし、意見を採用するか否かも判断できるだけの根拠を示すことができる。
ここまで、教頭はすべきであると思う。
いや、ここまでしないと、予定を決定することはできないだろう、そう思う。
どんなことをどういう風にするのか、わかっていないのに、予定を立てる。
そんな予定は、予定ではない。
ただ、当てはめただけ。
トラブルの原因になる。
良き学校運営はできない。
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