詳細までイメージして、翌月の予定を考える。
各行事、各活動の詳細までを把握していくと、自ずと見えてくることがある。
「事前、事後の活動がどの程度必要か」
「そもそもその活動が適切な内容、仕事量なのか」
そして、大切なのは
「どこまでを決定事項にし、何を変え、何を協議していくか」
決定事項。
つまり、変えてはいけないこと。
例えば、昨年度の総括において、継続してこのまましてくべきと結論づけられたこと。
その決定を鵜呑みにするのではないが、その結論は大事にしなくてはいけない。
鵜呑みにしないというのは、昨年度のことはあくまでも1年前のことである。
1年間の間に変化することもある。
例えば、学校長が変わった場合は、昨年度の総括をもう一度吟味する必要も出てくる。
次は、変えていくべきところ。
もちろん昨年度の総括をもとに修正して提案していくわけではある。
だがしかし、これも単純ではない。
決定事項と同様ではあるが、昨年度から1年が経過している。
改めて吟味することが必要である。
さらに・・・教頭として判断すること。
「変える」となると、そこに対しては必要になってくる様々なこと。
提案者や関係者の「熱意」であったり、「実行力」
そこを判断して、本当に変えていくか否か。
例えば、学校全体に影響力、発言力のある者の提案であれば、少々の変更は受け入れてもらいやすく、その後も順調に進みやすいであろう。
しかし、提案者や関係者がそうでない場合は、慎重に提案する必要がある。
時として、「変えない」という選択も必要になる。
教頭として大切にしたいのは「育てる」「任せる」ところの見極めだ。
「育てる」ために「任せる」のであれば、教頭としてフォローが必要だ。
何かあった時のフォローはもちろんであるが、何かが起きないようにするためのサポートも必要である。
教頭としての自分自身の力量、そして提案者、関係者つまり学校全体を見て、実行するか否か。
これが教頭の仕事であり、まさに学校運営の肝である職員会議のために準備である。
コメント