第1話「役員決めのくじ引き」

自治会

1年前の2021年4月。

私はマンションの理事会と自治会の役員になった。

今住んでいるマンションら理事会と自治会の役員が輪番で回ってくる。

そして、それぞれの役員を兼任する。

役員をするメンバーが集まって、誰がどの役職になるか話し合った。

その時に感じたこと。

「男性にしてもらった方がいい」

私より年配の女性が2人いた。

その2人が揃って、こういう姿勢。

「最近は、女性参画の時代だと思うけど…」

生まれた時代の違いか、それとも自分が大変な役職を逃れたいためか…。

どちらかかは、定かではないが、なかなか役職は決まらない。

「昨年度はくじ引きで決めていました」

管理会社の人がそう言った。

すると、男性陣は

「そうしましょう」

若い女性陣も、頷いている。

だが…例の年配の女性2人が…

「私はこれこれ、こういう事情でできません」

またか…私は我慢できずに言った。

「誰だって、仕事とかいろいろな事情を抱えています。
みんなで協力していくのだから、大丈夫ですよ」

こう言った私が、最も苦労することになるのだが…この時はそんなことを知る由もなかった。

それでも引き下がらない女性2人。

「○○さん!どうですか?」

もう、名指しで、押し切ろうとしてきた。

私は

「仕事があるので、できれば避けたい。くじで決まれば、それに従いますが、積極的には手を上げることはできません」

もう1人、同じくらいの年齢の男性も指名された。

「私も…積極的には…です」

この人、私の言ったこと、そのまま使ったな…。

この時に感じた違和感。

それも後に知ることになる。

さて、ようやく女性2人も諦めて、くじ引きをすることとなった。

まずは理事会のくじだ。

これは理事長を引くと大変なことになる。

確実に仕事量は多い。

まあ、管理会社がいろいろなことを進めてはくれるが、責任はある。

「これだけは、当たらないで!」

そう願った。

そう。

前回、私は理事長をしている。

しかも、2年連続。

「もう私はやらなくていいでしょ」

そう、心で思いながら、くじを引いた。

そういえば、前回は同じくくじ引きで理事長。

そして、事情があって、2年連続。

さて、今回は…。

「平の理事」

おお。

神よ。

私に運が向いてきた。

理事長は…私の言葉をそのまま使った男性。

平の理事…これは、ラッキー。

次は、自治会のくじ引きだ。

また始まった例の2人の女性。

「自治会の方は理事会ほど大変ではないのだから、○○さん、どうですか?」

どれだけ、したくないのだ。

そして、どれだけ、押しつけるのだ。

「くじ引きにしましょう。仕事があるので、積極的には…」

今度は私がまた、同じことを言っていた。

女性2人は観念して、いよいよ自治会の役員のくじ引き。

「今日は運がいい。今回も…」

そう思った私が引いたのは

「副自治会長」

私は運がいい。

そう思っていた。

それは大きな間違いだった。

間違いと気づくまでに、そう時間はかからなかった。

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