出勤拒否 #14

09 出勤拒否




土曜日。
休日の出勤。

だが…グルグル回る仕事。
終わらない。

日曜日。
今日も、休日の出勤。

やはり…グルグル回る仕事。
やればやるほど、グルグルの深みにハマる。

終わらない。
やればやるほど、終わりが遠のく。

苦しい。

逃げたい。

だが、締切はもうすぐだ。

苦しい。

逃げたい。

結局、土日とも、休日出勤。
明日から仕事が始まる。

なのに、仕事が終わらない。
ゴールが見えない。

グルグルと回る仕事。

月曜日の朝。

すぐに起きることができなかった。

体が重い。

耳鳴りがする。

心も重い。

グルグルと回る仕事から逃げたい。

だが、締切が迫る。

グルグル。

ゴールが見えない。

ボーッしたまま、朝の支度。

電車に揺られ、出勤。

疲れが溜まっている。

土日とも出勤したから。

でも、グルグルと回る仕事。

ゴールが見えない。

手応えがない。

心身とも、ギリギリ。

朝の打ち合わせが迫る。

「例のあれ、どうなっている?」

ふいに聞かれた。

あれ…あっ、あれか。

「完全に忘れていた」

グルグルと回る仕事にばかり、気が取られていた。

別の業務のことをすっかり忘れていた。

耳鳴りが激しくなった。

「耳鳴りがうるさい…」

そして…苦しい…苦しい。

朝の打ち合わせが迫る。

苦しい…苦しい…。

めまいがしてきた。

「ヤバい」

打ち合わせが始まった。

苦しい…そして…めまい。

「ヤバい」

「駄目だ」

私は席を立った。

トイレに向かった。

深呼吸を繰り返す。

何度も何度も。

少し落ち着いた。

席に戻る。

朝の打ち合わせはまだ続いていた。

耳鳴りも苦しさも、一旦おさまった。

だが、危機感が残った。

「私はどうにかなっている」

「これは危機だ」

そう。

この日を境に、私は

「出勤拒否」

と戦うこととなる。


コメント

タイトルとURLをコピーしました