人生の分岐点「迫る人事異動」こんな学校オサラバ

02 人生の分岐点

今日も学校に到着したのは5時47分。
最近では1番だ。

まずしたこと。
アンケートの集約。
そして、研究のまとめの作成。
この時期、研究部長は忙しい。
各部会が今年度のまとめを提出してくる。
それをまとめた研究紀要。
単に綴じるだけではない。
研究部長として、総括をし、文章にまとめる。
そして、研究全てを冊子化する。

地味だけど、時間のかかる仕事だ。
まだ提出されていない部会もある。
そこに声をかけて、今年度のまとめをしてもらわないといけない。

今日の授業は2時間。
それと特別支援の個別指導が2時間。

空き2時間で、授業の準備と研究紀要を進めたい。

ところが、である。

ある担任が交通事故。
後ろから追突されたらしい。
大したことはない事故だったらしいが、念のために検査。
つまり1日休み。

6限目に道徳がある。
なぜか、私が指名された。

私はそのクラスの授業はしていない。
授業を担当していないクラスの道徳をする。
しかも、当日の朝である。

これまでは、担任がいない場合は、そのクラスの副担任がしていた。

私は別のクラスの副担任だ。

なぜ、私に回ってくるのであろう。
副担任が拒んだからだ。

他にも副担任がいる。
そのクラスに授業に入っている者が3人はいる。

「空き時間が少ないので」

極め付けは、学年担当。

「お葬式に行かないとダメ」

まさに、蜘蛛の子を散らすように、逃げる人達。

「かといって、なぜ、私だなのだ」

私の空き時間は授業の準備と、道徳の準備で終わってしまった。

本当にこの学校はなんだ。

赴任早々、学年担当と学校長の理不尽ないじめ。
校長が加担した教師のいじめ
なのに、仕事をどんどんさせる。

まあ、今日のことも、この状況で、やれる人は私しかいない。
そういう判断もあるとも言える。
若い担任が

「今回の道徳、今から考えするなんて、バグレベルの難易度」

それが、できるのは

「私しかいない(笑)」

さて、道徳は無事終わった。

でも思う。

「私がいなくなったら、この学年、この学校は大丈夫か?」

まあ、私が心配することではない、か。

今日も忙しい1日が終わった。

私の本来の仕事は、できずじまいだ。

明日も早朝から、出勤か。

いや、明日は夜の会議もある。

他の者!働け‼︎

モヤモヤした気持ちで帰宅した私を待っていたのは

iPad Air4

男48歳。

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