#17 さらば

03 教育委員会

ついに離任式。
全校生への挨拶。
学年の生徒への挨拶。
無事終えた。

全校生への挨拶のとき、不可解なことが。

今回の離任は8名。

そのうち5名が教諭。
2人が講師。

挨拶の順番。

私は主幹教諭。

1番だと思っていた。

ところが…5番目。

教諭の1番最後。

意味不明だ。

この順番を決めたのは教頭。

式が始まる前に
離任するメンバーからも
「これは、何の順番?」
という人もいた。

最初の4人は年齢順。
そして私が5番目。

私は年齢なら2番目。

立場なら、1番。

なんで5番なのだ。

私の次は講師。

疑問に思いながらも
「また教頭が何にも考えずにしたこと」
そう割り切った。

後に控える職員だけのお別れの会では、さすがに1番だろう。

そう期待した。

しかし、期待は簡単に裏切られた。

結局、離任式と同じ順番。

呆れた。

今年、いろいろなことをした。
2021年 主幹教諭、研究部長の仕事「前年度のツケが多すぎるスタート」
2021年度 主幹教諭、研修部長の仕事がスタート「誰も知らなかった事実が明るみに」
管理職がするはずのこともした。
なるぞ❗️スーパー中間管理職③もはや管理職
なのに、教諭で1番最後。

講師たちの隣。

我慢が出来ずに、挨拶の最初に言った。

「これ、何の順番ですか?」

「勤務年数」

とか答えが帰ってきたら、それでいい。

意図があるなら、それに反論するつもりはない。

校長が言った。

「細かいこと言うな」

笑いが起きた。

まあそれはそれでいい。

だが、明確な答えが欲しかった。

本当に今年度、いろいろさせられた。

管理職の分も働いた。

管理職のミスも大目にみた。

最後の最後まで、こんな扱い。

私は言った。

「こんな扱いで、疲れました」

しーんとした。

そのまま挨拶を続けた。

翌日、私は早朝から、片付けをしに学校へ行った。

朝の4時。

いてもたってもいられず、とにかく一刻も早く学校から、出たい。

なんという2年間。

ただただこき使われ、理不尽なことをされた。

心残りなし。

さらば。


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