お盆が明けた。
夏季休暇はとれていない。
そう。
大きな3つ目の行事が迫っている。
ここまで、たどり着くまで、本当に大変であった。
1年目は担当したことのない業務。
それはそうだ。
やるべきことが多岐に渡り、しかも時間を要する。
本当に苦労した。
でも、やり遂げた。
しかし、本番はこれからだ。
本番を終えた後が、恐ろしい。
本番の後、その行事の集約が必要なのだ。
それは昨年度、1週間かけてしていた。
今年度は4日。
この行事の開催日を、遅らせたからだ。
その理由は小さなこと。
しなくてもよかった開催日の変更。
それによって、集約がわずか4日間。
しかも、そのうち1日は別の行事を進めなければならない。
疲れ切っている私には、過酷以外の何物でもない。
この頃、私は、始発に乗り始めた。
そうしないと、仕事をすすめることができないからだ。
朝の5時に始発に乗り込み、都道府県庁に着くのは、まだ5時台。
集約をしつつ、他の行事も迫ってきているから、その業務もして…。
退庁を勧めるアナウンス。
終わらない仕事。
自分より遅く出勤した人達が、ひとり、またひとりと帰っていく。
「業務が重なっていて大変だね」
と声をかけてくれる。
それはありがたい。
だが、早く帰れるわけではない。
さすがに、私の業務の多さをいろいろな人が知ることとなった。
「睡眠時間とれているか?」
とも言われた。
この頃から、私は
心を無にして、
ただ毎日
仕事をするだけの
マシーンと化した。
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