第5話「やはり波紋を呼んだ」

自治会





駐車場所の変更の延期。

やはり波紋を呼んだ。

私としては

「決まっていることを変えるのは余程のことがあるとき」

これは仕事をして実感したことだ。

決まっていることに対して、ほとんどの人は納得している。

不満があっても

「今回も同じだろう」

そう思っている。

決まっていることを変える。

そうなると、波紋を呼ぶ。

当然だ。

今回も延期すること、つまり決まっていることを変えることに反対した。

ところが延期が決定。

翌月の理事会に、意見が提出された。

もちろん

「延期という判断に対する批判」

延期する必要があったのか。

まず、そこから始まった。

私も同意見だ。

延期しなくても済む状態であった。

なのに、段取りがうまくいっていないことには触れず、

「緊急事態だから」

はっきり言おう。

「仕事ができない人がやりがちなこと」

延期、つまり先延ばし。

その時はいいかもしれないが、後々困る。

そう。

先延ばしはダメだ。

延期しなくてはいけない絶対的な理由はなかった。

さらに…だ。

駐車場所の変更時期がずれることにより、次の変更時期をどうするか。

それはそうだ。

今回、延期せず、予定通りにしていたら、いつも通りに進んでいく。

しかし、今回延期、つまりいつもと違う時期となった。

次はどうするのか。

それはそうだ。

目の前のことを先延ばしにしてホッとする。

もう一度言う。

「仕事ができない人が陥る失敗の典型」

結局、アンケートをとる羽目になった。

私から言わせて貰えば、

「段取りよく進めて、延期しなければ、アンケートなんてしなくて済んだ」

「アンケートをつくり、集約し、決定すると言う余計な仕事が増えた」

管理会社も理事長も、仕事ができない人なのか?

そう。

この予感が当たり、ますます深みに入っていくのであった。

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