試練の夏#17

06 試練の夏




3時間の睡眠。
起きている間に考えること。

仕事のこと。
そして、自分自身の状態のこと。

失敗をしでかさないか。
寝坊しないか。

睡眠時間が少ない日々でも、起きることができた。
昼間の居眠りもない。

毎朝のコンビニのホットコーヒー。
当然、「深煎り」

「今日しなくてはいけないこと」
「どうすれば効率的にできるか」

そして、
「いかに自分の精神状態を保つか」

少し落ち着けるとき。
それは、電車に乗り、車窓から流れる景色を眺めてい時間。

ふと思い出す本がある。

今の私の精神状態は、まさにギリギリ。

これ以上、マイナス感情を持ってはいけない。

過酷なときに、ふとよぎる思い。

「こんなギリギリの状態になったのは、自分に原因があるのではないか」

「周りに心配される私は、仕事ができない人だと思われているのではないか」

そんなとき、本を読む。

本は教えてくれる。

勝手にマイナスの物語を作ってはいけない。

事実だけをみて、今を生きる。

苦しい日々の私を救ってくれたのは、周りの人、そして本だった。

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