試練の夏#18

06 試練の夏




苦しいときに助けてくれる人がいる。
本当にありがたい。

この夏は2人の女性に感謝。
まさに「感謝しかない」

まず、1人目。
大きな行事の昨年度の担当者。

夏までも、いろいろ教えてもらった。
そして、この「試練の夏」

私が主担当で、この人が副担当。
2人で行事を進めていくのだが、あくまでも、主は私。

でも、かなり助けてもらった。

「業務を多くもたされている」
「しかも、1年目なのに」

そう私を励まし、助けてくれた。

本当にありがたかった。

この人じゃなかったら、私はやり遂げられなかったと思う。
それぐらい、助けてもらった。

そして、もう1人。

この人とは直接関わりがない。
同じ課ではあるが、同じ業務を担当しないから、関わりがない。

私が仕事のみをする心が無の状態のマシーンと化していたとき、視線を感じることがあった。

心を無にしている私は、確かめることもしなかった。

ただの勘違い、と気づいてしまったら、マイナスの感情が生まれる可能性があるからだ。

そんなリスクは避けないといけない。
それぐらいギリギリの精神状態の日々。

だが、また、視線を感じた。
感じたが、確認はしない。

「勘違い勘違い」
「とにかく仕事だけをしよう」

そう思っていた。

3度目。
気にはなったが、仕事へ意識を向けた。

すると…
「大丈夫?」
「無理のないようにね」

視線は…そう間違ってなかった。
気にかけてくれたのだ。

それからも
「あと、少しだね」

行事当日も
「昼食とれた?」
「こちらは任せて、食べてきて」

ありがたい。

その時に食べたのはお弁当。

冷めていたが、温かい気持ちになった。

行事を終えた後、駅から都道府県庁に向かっているとき、その人が前を歩いていた。

私は小走りで駆け寄った。
そして、感謝の気持ちを伝えた。

「本当にお疲れ様」
「大変だったでしょ」
「しかも1年目から」
「業務が重なり過ぎだしね」

お礼の気持ちを伝えたくて、こちらから声をかけたのに、再び労いの言葉。

本当にありがたい。

そして、最後の言葉。

「大変だったと思うけど、やり遂げたね」

嬉しい…うん?ちょっと待てよ…

やり遂げた…やり遂げてしまった…のか?

やり遂げた、というのとは、これぐらいなら、できるということを証明してしまった?

この世の中は、正解があるのか、ないのか、私には全く分からない。

「試練の夏」#1へ


コメント

タイトルとURLをコピーしました