まさか
初めての教頭試験を終えて、1月の結果を待っていた12月。
人事希望を出す時期。
学校長からこんなことを言われた。
「A中学校に行く可能性もあるでなぁ」
私は冗談だと思ってた。
「うちの校長は、校長1年目だから、人事のことがわかってないんやろな」
私は人事について、人並みよりは知っている。
それは2年間、人事に携わっていたからである。
(この話はまたの機会にしよう)
私は指導教諭2年目。
そして、人事希望として、今の学校に残ることを希望した。
まだ2年目。
異動対象者ではない。
しかも、現任校希望を出したままである。
もし、現任校希望を出したのに、異動する可能性がある場合には、学校長から声がかかる。
私は、異動対象者でもなく、現任校希望を出した後に特に話もなかった。
ただ、火のないところに煙は立たない。
校長も何かしら理由があって、言ったのかもしれない。
そう思うとじっとしていららないのが私の性分。
組合に問い合わせた。
「人事希望で現任校を希望し、異動対象者でもなく、校長からの異動についての話もない。A中学校に行くかもしれない、と雑談の中で校長は言ったけど、A中学校は指導教諭ではなく、主幹教諭が配置されている」
「私が人事希望に反して、A中学校に主幹教諭として、行くことがあり得るのですか?」
確認して、後日お伝えします、
そういう返事だった。
回答はなかなか来なかった。
おそらくレアケースだからだ。
1週間ほどしてようやく返事が来た。
それは予期せぬ返事だった。
「異動することはあり得る」
なぜだ。
私は指導教諭になるために試験を受けて、指導教諭2年目。
しかも、人事希望は現任校希望。
主幹教諭、しかも中学校への異動なんて、おかしいだろ。
異動できる理由、それは。
指導教諭に受かったら、指導教諭はもちろん、主幹教諭にもなれる。
…指導教諭とどうしていくか、という論文を書き、面接でも答え、それで受かった。なのに、主幹教諭にもなれるのか。
ちなみに主幹教諭から指導教諭にもなれる、ということであった。
…そんなこと、知らなかった。
さらに…主幹教諭や指導教諭に昇格した年は、人事希望は関係なく、配置される。
…それは知ってます。
だから、指導教諭から主幹教諭になるときは、人事希望は関係ない。
…そういう理屈か…
驚きの連続。
校長が言っていたことは嘘ではなかった。
「A中学校に行く可能性がある」
ところが、である。
としが変わった1月。
また大きな動きが。
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