トラブルが発生した。
マンションの壁が剥離し、落下。
それにより駐車場の車が被害を受けた。
それにより、駐車場の移動時期を検討することとなった。
「駐車場の移動」
我がマンションでは、3年に一度、駐車場所の変更が行われる。
どんな駐車場でも、
「停めやすい場所」
「停めにくい場所」
がある。
それだけではない。
一度、くじ運が良く、屋根がある場所を獲得した。
雨が降っていても、傘を必要としない場所。
車のボンネットの中央あたりは雨に当たる。
車体のほとんどが屋根の下。
ラッキー。
そう思っていた。
ところが…一年ほど過ぎた頃、車を見て気がついた。
屋根から落ちてくる雨水がボンネットの上に落ちる。
落ちたところの色が少し薄く見える。
塗装が剥がれて、薄くなっているのかな、と思った。
だが、よく見るとそうではなかった。
マンションの壁の塗装が雨水で少しずつ溶け?それが我が家の車のボンネットに落ちる。
それが蒸発する。
ボンネットに塗装の粒が残る。
1年をかけて、目に見えるぐらいの状態になった。
気がつかなければ、気にならない程度。
だが、気が付いたら、気になって仕方がない。
あと2年もあるのに、どれだけ酷くなるのだろう。
そんなことで悩むこともある。
その時は、車の買い替えの時期であったことと、そのあとはそれほど悪化しなかったことで、なんとかおさまった。
そんなこともあるから、駐車場所がどうなるか、重要なのだ。
そして、駐車場所の変更時期が近づいてきていた。
トラブルが発生し、駐車場所を変更すると、何台かは、新しい場所となった途端に、しばらく駐車できない状況となる。
トラブル起きたから、落ち着くまで延期。
言いやすく、わかりやすい。
しかし、その裏で、段取りがうまく進んでいないことがあった。
駐車場所を変更するために、車止めの調整などの作業が必要なのだ。
今回の話と、この作業の詳細が関係ないので、割愛する。
とにかく、駐車場所の変更のための作業がきちんと進んでいない。
その理由はマンション管理会社側の問題であるが、理事会としての引き継ぎの問題もある。
とにかく、段取りが悪く、予定していた変更が間に合うかどうか微妙な状況となっていた。
その事態を知って、少々呆れていた私。
でも、トラブル発生により、事態が変わった。
予定の変更の日を先延ばしにできる理由ができた。
私は反対していた。
予定を変えるのは良くない。
決まっていることは守るのが当然。
その決まりでいろいろなことが進んでいるからだ。
ところが…マンション管理会社の担当者も理事長も、変更の延期にノリノリだ。
私にはそう見えた。
断固として反対していた私。
しかし、そのことを協議する理事会には出席できなかった。
クラブの大会があったからだ。
練習なら理事会を優先していた。
しかし、大会。
出席できず、やはり変更の延期が決定した。
そう決まったことをLINEで知ったのは、大会を終えて帰宅した時。
「決まりは変えない方がいいと思いますが、決まったんですね」
そう言うしかなかった。
段取りがうまくいっていないときに、トラブルが起き、トラブルを理由に延期となった。
さて、これが後に問題を引き起こすことになる。
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