職場に戻ると、10日後に控えた業務のことであった。
教育長が怒っているらしい。
10日後の業務に教育長が関わる。
でも、まだ10日後。
週末までに資料を作れば良いと思っていた。
そう思っていたが、急がなくてはいけないようだ。
学習会の後、職場に戻った時間は定時を過ぎていた。
だから、翌朝、教育長に説明ができるように資料を作成した。
遅い時間まで仕事をし、電車で帰る。
その時に、8月の予定を考えてみた。
8月に勤務する日数は22日。
私が取り仕切る行事は6日間。
その6日間はほぼ終日かかる行事。
残りの16日間のうち、終日の業務が決まっているのが8日間。
8月に自分の業務ができるのは8日間。
これは大変だ。
8月になると夏期休暇を取ることができる。
8月と9月の間に5日間。
その予定表を見ると、8月の中旬ごろ、つまりお盆のあたりに3日間の
休暇をとっている人が多い。
「3日も取れるなんて•••そんなことをしたら、私は•••」
5日間しか、自分の業務ができない。
私は大きな行事を1つ担当している。
のちにわかったことだが、この行事を担当した人は次のような人であった。
1年目ではない。
ある別の業務との兼任はない。
さらに、この行事とほぼ日程が重なっている行事も担当している。
「業務が重なっているというか、重なり過ぎですね」
そう言われた。
来たばかりの、私。
なぜ、こうなったのだろう。
コメント