8日目。
「来年度の日程の提案」
急がなくてはいけない。
「遅れをとっている」
そう焦る気持ちと、来年度の日程をいい加減にはできないという気持ち。
「ヤバい。常に不安が心にある」
モヤモヤ。
ずっとモヤモヤ。
こんな精神状態は初めてだ。
心を落ち着かそうと思っても、どうにもならない。
悪いときには悪いことが起きるものだ。
私がサブで入っている業務で、大事な仕事がやっていていた。
「何か、手伝うことはありませんか?」
何気なく聞いた。
それが、私を窮地に陥らせた。
サブで入っている2つの業務。
主担当は、どちらも心配な人。
だからが故に、声をかけたのだが、どちらも困っいる。
「任せておけない」
そう思ってしまうのが、私の悪い癖。
私自身、それどころではないのに…。
私は大きな業務を2つもっている。
それをしなくてはいけない。
なのに、他の人の手助けをする羽目に。
そもそも、この2人で、相談すればいい。
同じ分野の業務で、2人が相談して進めていけば、お互いにとって良いはず。
私は、それぞれの副担当。
もっと言えば、この2人との3人の中の「3番目」
そう。
2つの業務の主担当だからだ。
この2人が相談、協力していけば、私に出る幕はない。
だが…2人の仕事がなかなか進んでいかない。
「私が主担当の業務をしている間、この2人は何をしているのだ」
そう思うぐらい、仕事が進んでいない。
久しぶりに話をしても
「あれ?僕と話をして以来、何も進んでいないのでは?」
不思議に思っていると、業務終了の時刻。
「スライムくん」と退庁した。
駅までの時間。
私は、質問した。
「あの2人、相談して業務を進めたらいいのに」
「私が自分の業務をしている間に、協力して進めればいいのに」
スライムくんが発した言葉に私は耳を疑った。
「あの2人が話をしている姿なんて、めったに見ないよ」
私は、転落し始めていた。
コメント