異例の業務を任された1年目。
業務に追われ続けた1年目。
ようやく終えた1年目。
2年目は配慮がある、そう思ってた。
過酷な1年目が終わりを迎えようとしていた。
私の期待は完全に裏切られた。
あまりの理不尽さに、周りの人は呆れていた。
「業務分担がおかしい」
異例の1年目の業務。
2年目は、さらに異例。
あり得なかった大きな2つの業務を兼任した1年目。
2年目は、さらに合同プロジェクトのリーダーまでも。
前任者は言った。
「リーダーになったら、他の業務はほぼほぼないから、1つに専念できる」
普通はそうだ。
2年目の私は、再び大きな2つの業務を持つこととなった。
「専念できる」わけがない。
まさか。
まさか、そんな理不尽なことが。
私も思った。
周りも思った。
まさか。
まさか、来年度もか。
だが、決定事項だ。
年度末のギリギリの伝達。
しかも会議では隠し、突然の伝達。
まさか。
まさか…。
ところが…年度末は誰もが忙しい。
その忙しさに隠れて、このまさかは、なにごともなかったように、話題にならなくなった。
唯一、私は混乱しながら1年目を終えた。
耳鳴りから始まった身体の異変。
しかし、それは、はじまりでしかなかった。
2年目が始まってすぐ、私はさらなる異変を感じた。
私の状態は、まさに
「出勤拒否」
自分の精神状態との戦いが始まった。
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